ひとりごと

子育て奮闘、日々の暮らし

子どものころの頭痛の記憶と、今も続く片頭痛

今日はほぼ1日頭痛に悩まされました。

今日に限った話ではありませんが……。

 

わたしは子どものころから頭痛もちで、幼稚園の時にはすでに頭痛に悩まされていました。

そのころは(今もかも?)、「子どもも頭痛がすることがある」ということがあまり知られていなくて、悲しかった記憶があります。

もちろん親は信じてくれていたんですが、1番つらかったのが幼稚園の先生に信じてもらえなかったことで……。

 

ちょうどその時は間近に迫った運動会の練習が毎日行われていました。

その日わたしはどうしても頭が痛くて、どんどんひどくなってしまって。

とてもじゃないけれど運動場でダンスの練習なんてできないと思い、先生に初めて「頭が痛い」と訴えました。

もともとわたしは運動が大好きで(今とは大違い)、走るのもボール遊びも鬼ごっこも、そしてもちろんダンスも、積極的にやっていました。

大好きなダンスができないぐらいつらいから、悲しいけど先生に言おう。

そう思って勇気を振り絞ったのですが……。

先生から返ってきた言葉は、

「子どもが頭痛くなったりするわけない。そんなにダンスの練習がしたくないの? それなら○○ちゃん(仲の良かったお友達)と一緒に絵本の部屋にでも行っとけば」

というものでした。

そして本当にそのままその子と一緒に絵本の部屋に放り込まれ、先生は運動場に行ってしましました。

 

誤解のないように言っておくと、その先生は普段は厳しいところもあったけれどとても優しくて、子どもたちの話もしっかり聞いてくれて。

わたしも大好きな先生でした。

その先生に言われた「子どもが頭痛くなったりするわけない」という言葉が、当時のわたしにはとても衝撃的で、悲しくて。

今でもはっきり覚えています。

何も悪くないのにわたしの巻き添えで絵本の部屋に入れられてしまったお友達にも本当に申し訳なくて……。

しばらくしたら外からダンスの音楽が聞こえてきて、お友達が「行きたかったなあ」と呟いて。

そうするともう子どもながらにいたたまれなくなって、「もう治ったから外に行こう!」と運動場に向かいました。

治ってなんかなかったですが。

運動場で「もう治ったの?」と言った先生の顔が忘れられなくて、それからは先生に「頭が痛い」と訴えることはなくなりました。

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それでも片頭痛が治ったわけではなく。

家にいるときはこめかみを冷やしたり、暗くて静かな部屋で横になり眠ると治ることが多かったのでそうしていました。

小学校に入ってからは、どうしても我慢できないときなどは先生に「しんどい」と訴えて保健室に行くようになりました。

そうなるとある意味常連ですよね。

毎回熱を計ってももちろん平熱。でもわたしはぐったり。

むしろ頭が痛すぎて泣いていたり。

そんなとき保健室の先生はいつも「お母さんに迎えに来てもらおうか」と言ってくれました。

親になった今思うと、学年の始めに学校に提出する書類、特に健康に関する書類に、母が「頭痛持ち」ということを書いてくれていたのかもしれません。

確かめたことはないですが。

わたしの子どもにもこの頭痛体質が遺伝してしまったのか、時々頭が痛いと訴えることがあります。

学校でもあって、「熱はないんですけどどうしましょう」と保健室の先生から連絡をいただき迷わず迎えに行きました。

今は書類や連絡帳に「頭が痛いということがあります。冷えピタを持たせていますので、痛くなったら先生に言ってその冷えピタを貼らせてもらいなさいと言ってあります」といったことを書くようにしています。

先生に信じてもらえないのはつらいですからね……。

先手を打ってしまいました……。

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わたしの話に戻しますと、小学生のころから片頭痛持ちだったと言いましたが、もちろんそう診断されていたわけではありません。

診断されたのは中学生になってからです。

ストレスが増えたからか頭痛が頻発するようになり、母親に連れられてまずは市民病院に診てもらいに行きました。

そうしたら「おそらく片頭痛だろう」と言われたのです。

こめかみが脈打つように痛む、わたしの場合は脈に合わせて錐で突かれているように痛みます。

そして冷やすと少し楽になる。

冷たくて静かで暗い場所にいると少し楽になる。

眠れると治っていたりする。

特徴がよく出ています。

(話を横にそらすと、今は緊張型頭痛も併発することが多くなっています。そして気圧にも弱いです)

 

わたしが中学生のころはまだトリプタン製剤の飲み薬はなくて、痛くなったときは病院に来たら点滴ができるよ、と言われました。

時代を感じますよね笑

でもそもそも痛くなったら動けないです。

病院になんて行けない。

なので結局、片頭痛が始まったら泣きながら冷やして横になり、ひたすら治まることを願うのみでした。

 

高校生になってから、母に連れられて大きな病院の脳神経外科を受診しました。

相変わらず治らない頭痛に、母も不安があったんだと思います。

診断はやっぱり片頭痛

飲み薬としてはカフェインを勧められて、痛み始めたら飲むことに。

でもまぁこれが効かないんですよね。

あくまでもわたしには、ですが。

 

それで凌いでいたのですが、そうしている間にいつの間にかトリプタン製剤が広く使われるようになっていて、遅ればせながらわたしもトリプタンデビューしました。

そうしたら、副作用がひどくて……。

痛み自体は薬を飲んでしばらくしたら治まります。

でもその前後からどうしようもない吐き気に襲われ、戻してしまうこともしばしば。

これはダメだということで、いろいろなトリプタン製剤を試したのですが、結局は吐き気止めと併用して飲むことに落ち着いています。

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今現在は某脳神経外科の頭痛外来に月に1度ほどお世話になっています。

そこで予防薬と頓服(トリプタン製剤)を処方していただき始めてすでに2年半ほどになります。

予防薬の量が多くて、減らしたいねと言いながらなかなか減らせず……。

ちなみにわたしはもう妊娠の予定はないので抗てんかん薬? を飲んでいますが、先生はそれを辞められるようになったらいいねとおっしゃっています。

トリプタン製剤もいろいろ試して、今はリザトリプタンを飲んでいます。

そして吐き気止めも一緒に服用。

吐き気止めはなかなか効かなくて現在3つ目のお薬で少し落ち着いています。

それでもまだ吐き気はなくなりませんが……。

耐えられるようにはなりました。

 

少しは運動したほうがいいと言われているので、最近さぼりがちですがリングフィットも頑張っています。

先生に「運動し始めは頭痛がするよ!」と言われていたのですが、本当でした。笑

ものすごい頭痛がする。笑

体を動かすことに慣れてくると、運動しているときの頭痛はへりましたけど、最初は心が折れそうになりました。

 

最近は緊張型頭痛も起こるようになったので、本当に適度に体を動かしながら頭痛と上手に付き合っていかなきゃなと思っています。

頭が痛いと何もやる気が起きませんものね……。

あ、気圧の頭痛も起こるようになったんですよ。笑

体質がどんどん変わっていく……。

気圧の頭痛には五苓散という漢方がいいと聞いたので、いろいろ物色しています。

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こんなのとか、

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こんなのとか。

漢方は苦いし散剤より錠剤のほうが飲みやすいかな?

でも体に合ってる=効く漢方はまずくないって言うし、どうなんでしょう。

いろいろ試して、気圧に振り回されない体質を手に入れたいものです。

 

 

 

頭痛外来の先生に、「わたしの娘も頭が痛いって言うことがあるんです」と言ったら、「そういうのは体質というか、遺伝することもあるからねぇ」と言われました。

遺伝かぁ……子どもたちに申し訳ないな……。

子どもの片頭痛は大人に多い「片方のこめかみ」が痛むんじゃなく、「両方のこめかみ」が痛むこともあるそうです。

冷やしたらマシになるのも同じ。

治らないときはカロナールを飲んだら治ったりもします(うちの子は、ですが)

ちなみにわたしはカロナールなんて何も効きません。笑

子どもの頭痛、なくなっていくといいなぁ……。

 

 

 

 

 

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